「陶酔」といえば「楽」とならんで「松の司」のロングセラーアイテム。
あまり知られていませんが「陶酔」の方が「楽」より歴史は古く、私の記憶では
昭和から平成になったころには既に出荷されていました。
「陶酔」とは「気持ちよく酔いしれる」という意味ですが、
一方で「感動して心を奪われる」という意味もあるんですね。
年に1回限り、2月にのみリリースされる「陶酔・生酒」はまさに
心奪われる素晴らしい仕上がりでした。
ラッキーな事に、この新酒を、松瀬社長、石田杜氏らと同席で楽しむことが
できましたが、その仕上がりの良さにご両人もニヤリとされてました。
バランスの良いメロンやリンゴ、白ブドウの香り。軽すぎず、重すぎない口当たり。
滑らかでスムースなテクスチャーと優しいコク。ホント完璧でした。
感動して心を奪われる。。。それも静かで紳士的な感動。
まさに大人の純米大吟醸生酒です。