初めて「風の森」というお酒を知ったのは、いまから20年くらい前だったと思います。
現在の山本社長のお父様が立ち上げて間もない「風の森」をとある酒の会に持参され、それを参加者でいただいたのが最初でした。当時はまだ、今のようなロゴではなく、いかにも日本酒っていう、ラベルのど真ん中に筆文字で「風の森」とかかれたものでした。
あれから20余年。今年も当店に「風の森」の夏酒、「夏の夜空」が届きました。サッパリした果実感と、清涼感あふれるアフターテイストは、まさに蒸し暑い夏の夜に飲みたくなる素晴らしい１本だと思います。
いつも「風の森」で驚かされるのは、特にALPHAシリーズにおいて「菩提もと」という、それこそ「生もと」よりも古式な酒母で造られているにもかかわらず、その味はモダンで時代の最先端を走っている点です。
古式な酒母の奥行き感と、現代の技術が見事にフュージョンし、独特のナチュラル感を演出する「風の森」。今夜は早めにシャワーを浴びて「夏の夜空」と夏野菜のスティックで一杯といきたいところです！
